小説とか物語を作ると言うのはともすれば自分と向き合う作業だったりします。今までの自分を振り返ってみるとそれが痛いほど良く分かるんですね。これが。 そして、最初考えていたコンセプトからどんどん離れていくと言う可能性を多大に秘めています。 元々読書が好きだった私は作品を作る側になることに強い憧れを抱いていたわけですね。 そう思い、小説を書き始めたのが私が中3の頃だったりします。 そして、人に見せられないものをノートに書き連ねることに夢中になってて、専門学校を卒業して本格的にサイトを立ち上げ、小説を読んでもらう環境を作ろうと決意しました。 で、当時から読んでくださっていた方々はご存知の通り、前書いていた小説は閉鎖して新しく書き始めたのが「クロガネ・ジェネシス」なわけなんですけど、私が作品を作る場合、強く影響を受けた作品をコンセプトに作ることが多かったりします。 このサイトで以前書いていた四季表裏と言う作品は実は当時(今も)大人気の『ひぐらしのなく頃に』の影響をモロに受けて作ってました。 一応最後まで書こうと思ってたんですがね、以前の小説の発表形式では極めて読みにくいとの指摘をいただいた上、所詮二番煎じ的な印象を書いている自分が受けちゃったものだから、書いている途中から書く気力ががた落ち! 最後まで書き上げる気力がなくなり、更新も滞ることになってしまいました。 閉鎖直前までかなり悩んだんですがね。やめるべきかやめないべきか。 しかし、中途半端な気力で書いていてもいい内容が書けないだろうし、何より今のままではユーザビリティの面からして劣悪であることも気づいていたので思い切って一旦閉鎖してサイトをリニューアルした上で新しいものを書こうと心に決めたわけです そうやって誕生したのが今連載中の『クロガネ・ジェネシス』です。 さて、物語を作る人の一番最初の書く原動力はなにか? ずばりそれは、すごい作品を自分が見て「こんな作品を作ってみたい!」って言うのが動機だと思います。というかそれがほぼ百パーでしょう。 では、私が『クロガネ・ジェネシス』を書くときにどんな作品からヒントを経て作ったのか。 その作品の名は「魔法剣士リウイ」だったりするのです! 水野良先生執筆の本作は魔術=落ちこぼれ、喧嘩=得意、剣=ダメ。と言うキャラクターが主人公なんですけどね。体格はオーガーみたいな奴と言う男です。 んで、この男がある理由によって三人の女達から嫌われつつも成長していく物語なんですけど、この女達から嫌われつつ成長していくと言う部分にスポットを当て、しかし、主人公は最初から強いキャラクターの方がいいんじゃねえかな? と言う考えに至り、主人公は強くて、でも周りからは色んな意味で嫌われていると言う内容を考えていたんですよ、最初はね。 即ち一番最初のコンセプトは「女性に嫌われやすい性格を持った、最初から天才級に強い男が主人公」と言うものだったんですね。 そして、その主人公と一緒に旅をしている少女だけがその主人公のことを唯一理解している存在として描こうと思っていました。 しかし、設定を煮詰めていくと色んな所で不都合が生じる上に、何よりこのままでは『魔法剣士リウイ』のコピー作品と言う印象を与えかねない! 真のオリジナルなんて今の漫画やアニメには決して存在しないと言われて久しいですが、実にその通りなんですね。 用は既存の漫画やアニメのいいところを上手に取り入れていって、組み合わせて作るのが近年の漫画やアニメやライトノベルと言うものだと私は解釈しています。 だから最初のコンセプトを大幅に変更して現在書いている形に仕上がった次第でございます。 『クロガネ・ジェネシス』はまだ始まったばかりで設定とかがまだまだ出していない部分が多いので今後に期待していただきたいと思う所存です。 最後に、本当はもっと更新日を増やしたいところなのですが、現状毎週火曜日しか更新できないことを告げておきます。 出ないと、更新速度が執筆スピードに追いついてしまって更新するものがなくなってしまうという現象が発生して毎週火曜日と言う約束を守れなくなってしまうためです。 ですので、なにとぞご容赦ください。 では! これにて |
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