今月のこと。 仕事を探していた私はある決意をしました。 私は去年まで警備員の仕事をしていて、今年になって再び警備業を始めることにしました。 しかし、一日目の研修が終わり、二日目には例の台風がやってきて、電車が止まり研修先に行けなくなり、一週間時間が空いてしまいました。 前の仕事が終わって大分時間が経ってからのことだったので、なかなか収入が入らずきつい時間を過ごしておりました。 しかし! ようやっと次の月曜日から仕事を始めることができるようになりました。 因みに前回やった警備員は某ショッピングセンターの施設警備員だったのですが、今回は交通警備なので常時外にいる警備業です さて、これだけじゃあただの報告でしかないので、私が前回警備業をやっていたときのお話をしようと思います。 私が警備員を始めて半年が経過した頃に私の元に新人の警備員が入ってきました。 今でもこの男についてはハラワタが煮えくり返るほどの怒りを覚え顔すら見たくないほどの男だったりする男で、通称S野。 このS野という男、既婚者であるらしく、家族を養うために過酷な24時間警備の世界に入ってきたようです。 それゆえに私よりも向上心があり、正社員として採用されるために実力をつけていくつもりだったようで、短い間に防災センターで指示を出す側になりました。 私はというと、とある目的のためにそろそろやめるべきかな? と思い始めていた頃で、それほど地位的に高い位置にいたわけではありませんでした。 さて、そんなS野が入って半年ぐらいが経った去年の8月に事件が起こりました。 私は巡回を行っていたとき、私の無線に連絡が入ってきた。 防災センター「○階のトイレにて煙感知器発砲。確認に向かってください」 私「了解です! 2階に向かいます!」 私の耳では2階と聞こえたので私は真っ先に2階のトイレに向かいました。 私「2階煙感知器確認。しかし、煙感知器が発砲していません」 防災センター「活火山。違う! 煙感知器が発砲してるのは3階だ! 3階に向かってください!」 むぅ……どうやら聞き間違えたようだ。まあ、無線なんだし聞き間違えることがあってもおかしくない。ショッピングセンター内での無線だからノイズが入るのも仕方がない。 私は急いで2階のトイレに向かいました。その途中…… ???「おい! 何やってんだコラー!!」 私「!?」 謎の怒声が無線越しに響き、一瞬動きが止まる私。 ちなみに何が起こったのか説明すると、この時点で私の巡回時間は終了になっており、次の交代の人が怒り出したらしい。 私「現在煙感知器を確認中。お待ちください」 私はあくまで刺激しないように言う。 ???「●▽×※……!!」 意味不明な怒声がさらに響き渡る。 あ〜うるせぇなぁ。 因みにこの仕事。交代の人が遅れることが多少あっても仕方がないんですよ。 それに対して怒る時点でこの仕事を理解してない証拠なんですよ。 私は2階のトイレの発砲確認をして、急いで交代場所に向かう。 そこに待っていたのはS野だった。 S野「お前何やってんだ交代時間とっくに過ぎてるだろうが!」 私「発砲確認してたんだよ!」 S野「お前が間違えなきゃよかっただけの話だろ!」 私「……わかったよ!」 さて、皆さん。皆さんだったらこれで納得しますか? 煙感知器が発砲したということはボヤが発生しているかもしれないし、日が出ている可能性もある。 それをほったらかしにしてでも自分の昼休みを優先させろと言うこの男の言い分を誰が納得できます? 確かに遅れたのは私の責任です。それは認めます。しかし、こう一方的な言い分では納得できません。 大体無線で会話している以上、回数を聞き違うことがあってもなんら不思議なことではありません。 納得してわかったと、言ったわけではありません。 時間を無駄にして回りの人やお客様に迷惑をかけたくなかったから口で納得しただけです。 因みにこれ以降、S野とは一切会話をすることなく2ヵ月後には私はその仕事をやめる予定でした。 結局仲直りすることは出来ず、やめることになりましたが、私はこの男と顔を合わせることがなくなっただけ逆に気が楽になっていました。 皆さんの回りにもこう言う人間、一人くらいいないでしょうか? もしいたらどう対処すればいいか教えてください。 とりあえず新しい警備先でこう言う人間がいないかどうかだけは不安で仕方ない活火山でございます。 では、今日はこの辺で。 |
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